次の日
「咲」
私は学校に着くなり、さっきに着いていた咲を呼んだ。
「どうした?目腫れてるよ」
咲は優しい声で私に聞いて、私はトボトボと歩いて、咲の目の前に立った。
「咲ー!!」
優しい咲に涙が出そうになり、咲に思わず抱きついた。
クラスメイト達は、ザワザワと私たちを見ていた。
「え?ほんとどうした?」
咲は私の肩をポンポンと叩いて、聞いてきた。
「昨日、根岸くんに告白された」
私は自分の席に座り、咲に昨日会った出来事を話す。
クラスメイト達は、私たちがなにを話しているのか気になるのかこちらを見てきた。
「へぇ、やっと」
咲は真顔で返事をした。
「やっとって知ってたの?」
私は咲の返答に驚きながら、机をバンッと叩いてから、立ち上がる。
「根岸、ずっと好きだったんだよ」
咲はフゥーと息を吸って、私を見据える。
千花は意外に鈍感だからねと咲は言いながら、頬杖をついていた。
「…なんで今」
私は驚いたんだ。前から私に好意があることはわかっていた。
だけど、根岸くんは前に私を好きだと言ってくれた。その時は、私の気持ちがまだ分からないから。
再び、根岸くんは私に言ってきた。
根岸くんがなんで私のこと。
「今だからでしょ。西原が急に出てきて焦り初めて、やっと決心ついたんだよ」
咲は教科書を机から出して、トントンと揃えてから私に発した。
「……」
私は黙って、咲を見る。


