待ち合わせ場所は、徒歩15分くらい。
少し遅く出ても、11時までに間に合う。
ゆっくり歩いていると、賑わっているお店があった。
私はチラと店を見てから、素通りした。
歩きながら、私は西原のことを考えた。
普通の友達で接してきたが、西原を知りたいと思うようになってから、どうしたらいいかほんと分からないでいる。
はあー、私はため息をついた。
いや、ほんと。若干下を向きながら、前を歩いていた。
いつの間にか、待ち合わせ場所に着いていた。
まだ、西原は来ていなくて、私はキョロキョロと周りを見渡した。
待ち合わせ場所の改札口で待っていた。
今は10時50分。
まだ、西原は来ない。
キョロキョロと見渡したら、誰かが背後から私の両肩を掴んできた。
「千花!」
誰かが私の名前を呼んでいた。
「え?あ、西原?」
後ろを振り返ると、そこには西原がいた。
突然に声をかけられたので、私は驚いた。
「おはよう。千花。待った?」
西原は満面な笑みで私に聞いてきた。
「…さっき来たばかり」
私は目を逸らして、西原に言う。
「そっか。俺が早く来ないかなってキョロキョロしてた?」
西原はニコッと笑顔で微笑んで、私を見ていた。
まさか、私の行動、陰で見てたの?
そう思い、すぐ西原を見る。
すると、ニヤニヤして西原は私を見ていた。
「西原!」
私は西原に叫んだ。
大きい声だったので、周囲の人たちは私たちを気にして、見てきた。


