「明日、西原ともっと話してくる」
私は意を決して、咲に言う。
「うん、いってらっしゃい。健闘を祈るよ」
咲は笑ったように、私に言ってきた。
「ありがと。じゃあ」
私は返事をして、咲に言う。
咲も同じように返事をしていた。
私はそれから、お風呂に入り、自分の部屋に戻り、ベッドでゆっくり横になった。
考えた。なんで、私はもっと西原と話したいのかを。もっと何を知りたいのか。
西原は、周りを明るくするパワーを持っている。まあ、元ヤンキーだからか、目つきは悪いけど、周りが西原のこと分かれば、いい奴だってわかる。
今は、徐々にいい意味で人気者になったが、まだ一人でいることが多く見られた。
もっと知りたい人がいるはずなのに、勿体ない。私は西原に対して、そう思った。
だけど、それは人としてなのか。異性として、気になるのか分からずにいる。
よく恋愛物語である、胸キュンみたいなことないし。多分、なかったと思うけど。
会えなくて苦しいともならない。
そういうのが、恋愛だとしたら私は恋はしていない。
けど、西原に対して、目が離せないのは事実で、常に西原のことを考えている自分がいる。
こんな自分、初めてすぎて、脳が処理できないでいる。


