どうすればいいか分からない。
そして、今思えば、休みの日に男子と出かけるなんて初めてだ。
根岸くんとは、学校があった放課後に出かけたくらいで。
休みなんて、部屋の掃除をするか、学校の予習・復習をするかしかない。
大体休みは、勉強している。
たまに、咲と遊ぶことはあるけど。
男子と行くなんて、その上、西原だし。
私は分からなくなり、自分の部屋を歩き続けた。理由もなく。
「あー、どうしたら」
私が悩んでいると、プルプルと通話音がした。
それは、咲からだった。
「どうしたの?」
私は咲に聞く。
「千花。聞いたよ。明日、デートするんだって」
ニヤニヤしながら、私に聞いてくる。
情報早くない?!
「…あ、うん。だから、何着ようかなと」
私は戸惑いながら、咲の答えを待っていた。
「えー、西原は強制参加って言ったけど。別に行かなくてもいいんだよ。やっぱり、行きたいのね」
咲は今の私を楽しむかのように、声のトーン高めで聞いてきた。
咲は楽しんでる。今まで、こんな私見せたことないから。


