元ヤンキー男子はツンデレ女子を溺愛している

「なっ、そんなことないから!た、確かに言ったかもだけど。嫌なものはイヤだと思ったから言っただけだから!」

私はムッとした表情で口を膨らませて、西原に言い返した。

「あはは。はいはい。嫌じゃないなら、行こうか?」

電話越しでは見えないが、多分、西原は微笑んでいる。

「…行きますよ!」

プイッと口を膨らませて、西原に強くあたる。

「じゃあ、明日空いてる?」

西原は唐突に私に聞いてきた。

「いや、明日って。学校ないし、休みだから」

私はえ?と反応しながら、西原に低い声でトーンで言った。

「だからでしょ。デートしよう!」

西原は明るいトーンで私に聞いてくる。

「それは強制的参加?」

私は首を傾げて、西原に聞く。

「強制参加!まあ、千花次第だけど。じゃあ、明日、善陽(ぜんよう)駅で。じゃあ」

西原はそう言って、電話を勝手に切った。

「え?あ?ちょっと。西原ー!」

私はツーツーっと通話が切れた音に向かって、叫んだ。

なに、どうすればいいんだ。
強制参加って。
明日でしょ?

明日は確かに土曜日で休みだけども。

いきなり過ぎるでしょう。