スクラップ

マスカラが流れて
目元はパンダの様になり。
マスカラの筋が
頬に付いた顔で
こちらを睨んでいた。

顔が怒っていた武人は
「クソッッ テメェが悪いんだろ!!」
と 明菜を怒鳴った。

「でも、、、みんな。。。」
聞こえるか聞こえないか
くらいのの声で答える明菜に

「言い訳ですかあ」
ノッホリっとした声で
呟く弘樹。

「言いたい事アンだろ?」
耳元で言った武人
「でもさ・・・」
どうするか迷ってると
「俺らが居ないと言えねぇだろ?」

「もう 私と関わらないで・・・。」

しばらくの沈黙を破ったのは
武人だった。

「お前次は無いと思えよ。」
そう一言 言うと
「よぉし 帰るかぁ!」
と言い
私の手をひき歩きだした。