正確にはこれからするところです…と心の中だけで付け足した。
「夜ご飯一緒に食べようと思ってて…」
「あら。そうなの。じゃあ衣織ちゃん、ウチで食べて行ってね」
「あ、ありがとうございます」
進んでいく遥斗くんと絵美子さんの会話に相槌を打って、その言葉に甘えることにする。
隆史さんは終始ニコニコしていて「ごゆっくり」と声をかけてくれた。
*
「ごめんね」と、遥斗くんの部屋に足を踏み入れるや否や、彼に謝られる。
「ううん。むしろ私の方こそ…」
「全然。あの人たちに気とか遣わないで平気だからね」
そう言われても…と思うけど、優しく笑う遥斗くんに「ありがとう」と返した。
それからは計画通り遥斗くんと宿題を進めて。
相変わらず心臓がうるさかったけど、1人で勉強する何倍も楽しかった。
あっという間に夜になり、絵美子さんお手製の和食をご馳走になる。
遥斗くんと明るい絵美子さんと朗らかな隆史さん。
3人と一緒に囲ませてもらった食卓は、陽だまりに包まれるみたいにあたたかいものだった。
「夜ご飯一緒に食べようと思ってて…」
「あら。そうなの。じゃあ衣織ちゃん、ウチで食べて行ってね」
「あ、ありがとうございます」
進んでいく遥斗くんと絵美子さんの会話に相槌を打って、その言葉に甘えることにする。
隆史さんは終始ニコニコしていて「ごゆっくり」と声をかけてくれた。
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「ごめんね」と、遥斗くんの部屋に足を踏み入れるや否や、彼に謝られる。
「ううん。むしろ私の方こそ…」
「全然。あの人たちに気とか遣わないで平気だからね」
そう言われても…と思うけど、優しく笑う遥斗くんに「ありがとう」と返した。
それからは計画通り遥斗くんと宿題を進めて。
相変わらず心臓がうるさかったけど、1人で勉強する何倍も楽しかった。
あっという間に夜になり、絵美子さんお手製の和食をご馳走になる。
遥斗くんと明るい絵美子さんと朗らかな隆史さん。
3人と一緒に囲ませてもらった食卓は、陽だまりに包まれるみたいにあたたかいものだった。