天井にはキラキラと、星が。

珍しく親にこのことを連絡すれば、自分のことのように喜んでくれた。恭平も、豪太も美織も…それに晄も、安心したような顔で私と眞紘を迎え入れてくれて。

…本当に、幸せで。




「顔に出ないのはもとからだったけど、莉央が動じないから、本当の気持ちは隠してた」

「…嘘っ、」

「ダサいじゃん」

「…」

「ごめん。見境なくキスして。晄に対抗心抱いてたのもあった。だって…あいつとのこと、本当は全部耳に入ってきてたし」



さらに抱き締める力を強めて、首に唇を寄せてくる眞紘は、とんでもないことを言ってきた。

それは夏休みが始まる前のこと。眞紘が目の前にいるっていうのにも関わらずに晄が私に構ってきたこととか、眞紘がいることも知らずにキスをしていたことを言ってる。

あれ…全部、気にして……。





「嫌だった?」

「えっ?」

「でもとまんなかった、」

「……っ、」

「ほんと、嫉妬した。勿論過去にだって。あいつが莉央に触れたって考えると頭沸きそう……」





…知らなかった。

眞紘がそんなことを思っていただなんて知らなかったから…、余計に胸がはち切れそうで。