BLADE BEAST

貼り付けてあげようと思って身を乗り出した時、あ…、と思った。



いつもは隠れてる眉は、割とキリリとしていて綺麗に整っていることに気がついた。

そこから真っ直ぐ見上げられる眞紘の瞳は、私によって生じた影を浴びながら尚のこと揺らついていて。



冷えピタを持ったまま、ピタリと動きが止まった。眞紘が何やら真剣そうな目で直視してくるからだ。

他人には見せないのだろうこんな無防備な姿で。




「…つけて」




それにプラスして眞紘のあの声だ。

ちょっとした要求をしてきた眞紘はここぞとばかりに甘えた。



そんな直ぐに貼ってあげると一度その冷たさにピクリと反応したものの、眞紘はすぐに気持ち良さそうな顔をする。