「眞紘」
「…」
「ねぇ」
「…」
それから眞紘は何を言っても聞いてくれなかった。
そりゃそうだ。これから遊びに行くような人間を相手にするような余裕なんてない。
最早私がいないほうがゆっくり休めるのかもしれない。
眞紘が誰かを呼ぶってこともあるかもしれない。適当に女を呼んで、看病ってやつをしてもらうのかもしれない。
これ以上は本当に邪魔……なのかも。
だから私はその部屋に背を向けた。
カツカツと階段を降りて、一階へ。
一度……二階へと振り返り、私は晄に電話をかけた。
「…」
「ねぇ」
「…」
それから眞紘は何を言っても聞いてくれなかった。
そりゃそうだ。これから遊びに行くような人間を相手にするような余裕なんてない。
最早私がいないほうがゆっくり休めるのかもしれない。
眞紘が誰かを呼ぶってこともあるかもしれない。適当に女を呼んで、看病ってやつをしてもらうのかもしれない。
これ以上は本当に邪魔……なのかも。
だから私はその部屋に背を向けた。
カツカツと階段を降りて、一階へ。
一度……二階へと振り返り、私は晄に電話をかけた。

