酔っ払って普段絶対に取らない態度を取ってしまったことへの羞恥心だとかは何故かどっかに行って現れてはこなかった。
ただあの日探してもいなかった眞紘が、ここにいるってことに意識が向く。
シン…とした空間。
私の声を聞いた眞紘は、ゆっくりと横目で私の存在を視界に入れる。
尖ったような、涼しげな瞳。
エアコンの風でフワリフワリと髪が揺れていた。
「眞紘」
「…なに」
パタリ、と冷蔵庫を閉めた彼はペットボトルを持ったまま素っ気ない言葉を返す。
私はほぼ無意識に声をかけた。
「…何。ここで寝るの?だったら出て行くけど」
あの中性的な声。
けど、それは若干ながらにいつもと違うように聞こえた。
「…あ、いや……これから晄に呼び出されてて、ここに置いてある荷物取りにきただけだから」
だからそんな無駄な行為しなくていい、と。
私は眞紘に伝えたかった。
ただあの日探してもいなかった眞紘が、ここにいるってことに意識が向く。
シン…とした空間。
私の声を聞いた眞紘は、ゆっくりと横目で私の存在を視界に入れる。
尖ったような、涼しげな瞳。
エアコンの風でフワリフワリと髪が揺れていた。
「眞紘」
「…なに」
パタリ、と冷蔵庫を閉めた彼はペットボトルを持ったまま素っ気ない言葉を返す。
私はほぼ無意識に声をかけた。
「…何。ここで寝るの?だったら出て行くけど」
あの中性的な声。
けど、それは若干ながらにいつもと違うように聞こえた。
「…あ、いや……これから晄に呼び出されてて、ここに置いてある荷物取りにきただけだから」
だからそんな無駄な行為しなくていい、と。
私は眞紘に伝えたかった。

