BLADE BEAST

だってここ自体、"G.G"の集まっている場所から死角になるようなところだ。

だとしたら、主要メンバーが揃った場所に、こんな少人数で近寄ってくるなんて無用心すぎるにも程があるとも思うけど、その辺はおつむが弱いらしい。

紛れられるとでも思ったのか。

いや、しかし規模が破壊的にデカイ"G.G"、それに加えこの暗さだったら……そうそう分からないかもしれない。





なんて。考えながらも黙っていた。

頭がアルコールのせいで上手く働ききらない。

こうやって考えたことも少し経つと何を考えてんのか分からない状態が完成してしまう。




──────ただ、突っ立っていた。