──────あまり長く浸かっていてもということで海から上がると、晄は瞬く間に女の子達にビーチバレーとやらに誘われていた。
"莉央もやろ?"と言ってきた晄だったけれど、大人数が苦手なのと、これ以上焼けたくないのと、砂がまとわりついてすぐに流したいとのことで遠慮させてもらった。
もう海は入らなくていいかな。
ってな具合に一回で十分だと思った。
海の家に戻れば、晄の知り合いのおじさんとやらが無料で温水シャワーを貸してくれるとのことで、私は早速バスタオルを持ってそこへ向かった。
お湯を出せば何と極楽。
髪も全部流して砂を取るとスッキリしてたまんなくなった。
もうこれ浴びたら着替えてしまおうかな…と思いながら、ピタピタと休憩ルーム的な場所を通り過ぎた時だった。
──ガタン…。
自動販売機から飲み物が落ちる音。
そして、その前に立つ一人の男。
────眞紘だ。
"莉央もやろ?"と言ってきた晄だったけれど、大人数が苦手なのと、これ以上焼けたくないのと、砂がまとわりついてすぐに流したいとのことで遠慮させてもらった。
もう海は入らなくていいかな。
ってな具合に一回で十分だと思った。
海の家に戻れば、晄の知り合いのおじさんとやらが無料で温水シャワーを貸してくれるとのことで、私は早速バスタオルを持ってそこへ向かった。
お湯を出せば何と極楽。
髪も全部流して砂を取るとスッキリしてたまんなくなった。
もうこれ浴びたら着替えてしまおうかな…と思いながら、ピタピタと休憩ルーム的な場所を通り過ぎた時だった。
──ガタン…。
自動販売機から飲み物が落ちる音。
そして、その前に立つ一人の男。
────眞紘だ。

