「ごめん。担任に雑用頼まれて、もしかしたらいけないかも」
『え〜〜!莉央そろそろかなって楽しみにしてたのに〜〜!』
「……ごめんって。私いなくても楽しいでしょ?」
『違うっ!今日は莉央が良かったのっ!莉央にチョー触りたい気分だった〜〜』
「…そんな」
『入り口にずっと立ってお出迎えしようと待ってたのに、来ないから』
「…言えば良かったよね。ごめん」
『しょーがない……。莉央だから特別に許してあげる。…ね、今度どっか行こっか。二人で』
まる聞こえなんじゃないかってほどに大きい声で話す晄。
どんな顔してんのか手に取るように分かるそれは、私を少なからず困った笑顔にさせるのだから不思議だ。
うん。ちゃんと好きだと思う。
普通の人から見たら異質な関係かもしれないけれど、それでも割り切って時間を共有できるのだからそれに越したことはない。
……それだから。
『え〜〜!莉央そろそろかなって楽しみにしてたのに〜〜!』
「……ごめんって。私いなくても楽しいでしょ?」
『違うっ!今日は莉央が良かったのっ!莉央にチョー触りたい気分だった〜〜』
「…そんな」
『入り口にずっと立ってお出迎えしようと待ってたのに、来ないから』
「…言えば良かったよね。ごめん」
『しょーがない……。莉央だから特別に許してあげる。…ね、今度どっか行こっか。二人で』
まる聞こえなんじゃないかってほどに大きい声で話す晄。
どんな顔してんのか手に取るように分かるそれは、私を少なからず困った笑顔にさせるのだから不思議だ。
うん。ちゃんと好きだと思う。
普通の人から見たら異質な関係かもしれないけれど、それでも割り切って時間を共有できるのだからそれに越したことはない。
……それだから。

