「………は?」
目の前には、見上げるようにする眞紘。
私の手にはイチゴオレ。
そしてその腕を掴んでいる眞紘の手があって、意味がよく分かっていない私は変わらずに飄々とする眞紘へとただ一言それだけを零していた。
「甘い」
「…いや、だから。…は?」
何事もなかったかのように私の腕を解放する眞紘は、フルーツオレもゴクゴクと飲みはじめる。
…それも十分甘いだろうが。
てか普通に味見したいんだったら言えって話だ。
あんな変なやり方しないでも、飲みたかったら一口あげるっての。
……と、ストローを咥えようとしたその時、
────ブー、ブー、ブー。
スカートのポケットの中にはいっている携帯が、震えた。
目の前には、見上げるようにする眞紘。
私の手にはイチゴオレ。
そしてその腕を掴んでいる眞紘の手があって、意味がよく分かっていない私は変わらずに飄々とする眞紘へとただ一言それだけを零していた。
「甘い」
「…いや、だから。…は?」
何事もなかったかのように私の腕を解放する眞紘は、フルーツオレもゴクゴクと飲みはじめる。
…それも十分甘いだろうが。
てか普通に味見したいんだったら言えって話だ。
あんな変なやり方しないでも、飲みたかったら一口あげるっての。
……と、ストローを咥えようとしたその時、
────ブー、ブー、ブー。
スカートのポケットの中にはいっている携帯が、震えた。

