あんな男と
一緒に暮らしている女が
何処にでも要るような女だと
女たちは
里で見掛ける女に
意地悪をしだした。

女は
その日の食べる物も
手に入れなくなり

そう仕向けた
女たちは
我先にと
男に食べ物を持って行くようになった。

そんな
女たちの
汚い鞘当てを見ていた
子供たちは
やはり
あの男はアヤカシで
自分たちの
女親を操っているんだと話
男を退治しようと
夜の山に入っていった。