光の差す暗闇で私は音を奏でたい





ピピピピッピピピピッピピピピッ




カチャ




私は目覚まし時計を止めて、ムクっと起き上がる。




今日から二学期だ。





私は、制服に着替えて荷物の準備をする。




そして、私は部屋から出て食事部屋へと移動した。






そこには、珍しくお母様が座っていた。







「おはよう、幸音。昨日はよく眠れたかしら」





「お母様、おはようございます。もちろん、ぐっすり眠れましたよ」






私は、椅子に座りながらそう答えると、お母様は安心したような表情をした。






「今日から二学期だそうね。私は今日、また海外に旅立たなければならないけれど、また必ずここへ戻ってくるわ。だから、幸音も学校頑張るのよ」






「はい、お母様」






私とお母様は、少し会話をしてから朝食を食べた。




その後部屋に戻り、私は鞄を持った。





コンコンコン




「どうぞ」




私はドアの音に返事をして、そちらの方を見ると遥貴が立っていた。




「幸音。そろそろ支度は出来たか?」




「うん。もうバッチリ出来てるわ」





「じゃあ、そろそろ行くぞ」





「分かった」





私は遥貴の隣を歩きながら、家を出て車に乗り込む。




「じゃあ、出発するぞ」





「うん」





……ピアノコンクールがあってから、もう数週間ほどが立つ。




あれから、私の環境は前のように少しずつ戻りつつある。




これまで、私には色々な事が身の回りで起きてきた。




嬉しい事や楽しい事、そして時には苦しい事や悲しい事も……今となっては数え切れないほどの思い出が、積み重なっていることでしょう。




それにもがき苦しみ、自分の事を見失いかけた時も多多あった。





それでも、挫けずに努力し続けて……たくさんの壁を壊してきた事で今の私が存在する。