黒い花




その後は真城くんのお節介のお陰で、難なく授業を受けることができた。

それに…Sクラスと一目置かれるくらいだからもっと手厳しいかと思ってたけどそうでもなく。

周りより遅れてのスタートではあったが、勉強に関してはとくに問題なさそうだ。


──そして。今はお昼休みに突入した所。

周りは、各々自由にお弁当を広げていたり、学食に行こうという声も聞こえる。

私は普段、食事はそんなに摂らなくてもいい生活をしていたから…正直、今食べるという選択肢はない。

でも、このまま教室に居ても居心地が悪い。

だから誰も来ないような、1人になれる場所を探したい……のだが。


「花城さんっ!!一緒に食べよ!!!」


さっきから、今朝話しかけてきた琴吹さんが煩いのだ。