1時限目は国語。
早速教科書が必要な科目だ。
…まぁ、こっちから頼まなきゃ別に……
────ガタッ
なんて私の考えを丸無視するかのように、音を立てたのは、隣の机。
「…あの、」
「教科書無いと困るでしょ?それに伊月先生から見せるよう頼まれたから。先生何だか花城さんのこと気にかけてたし。」
そうサラリと言ってのけ、私の机に自分の机を合わせた真城くん。
……本当に良かったんだけど。
起こってしまったことは仕方ない。
「…ありがとうございます。」
素直にお礼を言えば、真城くんはニコリと微笑みその後の授業中に隣を向くことはなかった。
───お節介な人。
思えばこれが第一印象というものだったのだと思う。

