「もー、この子顔はそこそこに可愛いのに、なんか抜けてるって言うか変って言うか~」
「め、めぐちゃんっ」
「いっつもなにかやる度にどっかミスってるんですよねぇ」
「そうなの?」
「そうなんですよ!数学の問題とかも公式に当て嵌めて難しい計算のとこは完璧なのに、最後の簡単な足し算で間違えたりするんです」
「へぇ」
「あと、この子美術とか結構得意なんですけど、「すごーい!」ってみんなに言われるような絵を描いたのに、最後の最後で絵の具の汚い水をドバーってやっちゃったりしてー」
「めぐちゃん、もうい、」
「だから私、生徒会も不安なんです。だってなにかあった時、力になってくれる人がいるかわからないじゃないですか」
「……」
「友達として、ものすっごく心配なんです」
「、……」
めぐちゃん……
まさかそんな風に私の事を考えてくれていたなんて、知らなかった。
きっと私の知らないところで、めぐちゃんは今まで沢山力になってくれてたんだって……今更気づいて。
ほんと、今更すぎる……


