「うまくって、何が…」
「西沢とこうして会ってるってことは、春田とも再会してまた付き合ってるんでしょ?」
「さすがイズミン、するどい!」
「え、ま、待ってください。“また”ってことは、もしかして高校のときも…」
「そりゃ当然知ってたけど、あんたたちが付き合ってたことくらい」
「ええ!?な、なんで」
「なんでって、討論会で七瀬がいなくなったとき、あのときの春田の必死さ見たらまぁわかるよね」
「いや、あのときは全然付き合ってなかったので…」
「え、そうなの?春田のほうがべた惚れだな~って思って見てたんだけど」
「イズミン、あの状況でそんなこと考えてたの?」
「まぁね」
イズミンの返答に、にっしーがデザートのケーキを食べながら笑ってる。
「でも相当好きだったのは確かでしょ。七瀬が学校辞めてからのあいつ、ほんと見てられなかったし」
「、…」
「付き合ってた女の子が突然目の前から消えるって、あの年頃の男の子にはかなりキツイ出来事だったと思うよ」
教師であるイズミンが言うくらいだ。
きっと本当に、すごく辛い思いをさせてしまったんだ…
「でもだからこそ、春田にとって一層大切になったんだろうね」
「え?」


