「えっ、どうしてイズミンがここに、」
そんな短い問いかけすら遮る勢いで、イズミンが私の肩をガシっと掴んだ。
「七瀬、元気だったの!?ちゃんと食べてる!?温かくして寝てる!?毎日ちゃんと笑ってる!?」
「、…」
突然姿を消した私を、きっとずっと心配してくれていたんだ。
私を見るイズミンの目に、瞬く間に涙が滲んでいくのが見えて…
その姿を見たら、胸が一気に詰まって、
「っ……元気です。ちゃんと食べて、ちゃんと寝て、ちゃんと笑ってます」
私の目にも、涙が滲んだ。
親に捨てられて、私はすごく不幸だったはずなのに…
こんな風に泣いてくれる先生がいて、相談に乗ってくれる親友がいて、助けてくれた友達がいて、大好きな先輩がいて。
私は本当に、不幸だった…?


