「そうだ七瀬、今のうちに携帯の番号教えてよ」
「え、なんでですか!」
「だって七瀬、これからもしょっちゅう迷子になりそうじゃん」
「……。」
「生徒会の連絡事項とかもあるだろうから……よし、今から全員で番号交換しようぜ!」
番号交換は私だけじゃないのか……なんて。
当たり前すぎることに、ちょっぴりがっかり。
だけど誰の番号も知らなかった私は、一気に4人も登録が増えて……
それはやっぱり、友達が増えたみたいで嬉しい。
2時間のカラオケ親睦会はあっという間に過ぎて、もう6時過ぎ。
伝票を持って受付に行って、お会計にみんながお財布を出しているとき。
「あっれー、瞬ちゃーーん!」
「うおっ、は、直人!?」
瞬先輩の背中にいきなり誰かが飛びついた!と、思ったら、それはまさかの直人くんだった。


