「なにかあったら連絡してって、そう言ったのは俺なのに……」
「……」
「一生一緒にいるって、……約束したのに」
「、…」
後悔が、また押し寄せてくる。
酔っていても鮮明に浮かぶくらい、美香の泣いてる顔が頭の中に流れてきて……
美香の顔が、
美香の声が、
美香の全部が……
俺の中から、消えてくれない……
「、……美香」
「……っ」
───“七瀬がばーちゃんになったときに、俺はちゃんと傍にいて、一生一緒にいるってこと、証明してみせるから。本気で約束するから”
「……約束なんて」
叶えられる保証もない約束なんて……
「するんじゃなかったな……」
あんな約束、しないほうがよかったんだ。
傷つけるなら、
傷つくなら……
約束なんて、ただの裏切りでしかないんだ……
忘れていてほしい。
俺のことも、あの約束も。
全部忘れてくれたほうが、そのほうがずっといい……


