「美香が来るとか聞いてないんだけど」
「もー、いつまでもそんなこと言ってたら仲直りできないでしょ!」
「、……」
めぐちゃんをここまで怒らせてしまったのは、私。
私の言葉があの日、めぐちゃんを傷つけたから……
自覚のある私の頭に浮かんだのは……章くんの言葉だった。
───“親友なら、言ったらわかってくれんじゃない?”
「、……」
聞いて欲しい。
例え分かってくれなくても、親友の2人に。
親友だから、聞いてほしい。
「あの……」
部屋の中に入って、めぐちゃんの前に正座した。
「……私の話、聞いてくれる?」
「……」
「めぐ」
「聞いてるし」
むっとした顔で、目も合わせずに言われたけど……でも、聞いてくれてる。
だから私は、言葉を続けた。


