返事も聞かずに切られた電話に、また涙が溢れてくる。
私はやっぱりお母さんにとって邪魔な存在だったんだって、ハッキリと突き付けられて。
消えてしまったほうがいいって、こんなにも思い知らされて……
帰るだけで迷惑で、帰らないことを望まれて。
それはまるで、この世に生まれたことを否定されているみたいで……
産んだのはそっちじゃんって、
勝手に産んで勝手に育てたくせに、って。
そう、思うのに……
それなのにまだ、あの幸せだった頃に戻りたいって思うのは、どうして。
きっとお母さんはあの男に騙されているんだって、
きっといつか戻ってきてくれるって、
あんな母親なのに、心の底から憎めないのが悔しくて、
涙が全然、止まってくれない……


