……告白。
告白、って……
なに、が……
「あずと別れたばっかで、俺、最低かもしんねぇけど。軽い男って思われるかもしんねぇけど……」
「……」
「なんか……」
「…、」
「…なんつーか、さ」
グレーの袖から出ている先輩の手が、頭を小さく掻いたあと……
先輩の目が……こっちを見た。
だけど見たかと思ったその目はすぐに下がっていって……
私と先輩の間にある、生い茂る草を見ながら、先輩は言う。
「なんかすげぇ、考えちゃうの。……七瀬のこと」
私の、こと。
私の、なにを……
「バカだ、とか……です、か」
「……」
「考えちゃうって、バカだな、とか……しつこいなとか、そういうこと」
「ちげーよ。なんでそうなるんだよ」
だって、他に考えることなんてない。
思い出して、「あいつバカだなー」って思うくらいしか、きっとないのに。


