「もっとちゃんと整理して、瞬ちゃんの答えが出てから大ちゃんに話せばいいんじゃない?」
「……そう?」
「そうそう!それに大ちゃんに恋愛相談したところで、いいアドバイスなんてもらえないよ」
「別にアドバイスが欲しいわけでもないんだけどな」
アドバイスはしなくても、2人の為になにかをしようとするはずだから。
ここはもう少し、大ちゃんには黙っててもらうのが美香のためになるはず。
「なんかあったらさ、俺がいつでも相談乗るから!」
「あー、うん」
「朝でも昼でも夜でも、24時間OKだから!」
「そりゃどーも」
瞬ちゃんは、なにかを迷いながら考えている。
けど大丈夫。
だって瞬ちゃんが、いつまでも中途半端を続けるわけがない。
バカみたいにきっちりした男だもん。
多分もうすぐ、ハッキリさせるはず。