「めぐちゃん、チトセと一緒じゃないの?」
「丁度良かった、直人くん、ちょっと」
「ん?」
ちょいちょいとめぐちゃんが手招きするから、直人くんが私の隣に座り込んだ。
みんなのことをちょいちょい呼ぶめぐちゃんに引き寄せられて、テーブルの中央に顔を寄せ合い、妙に密着する謎の4人の輪が出来上がる。
「なになに?これって小声で喋る感じの会議でしょ?」
小声で話す直人くんに、めぐちゃんが小声で聞き返す。
「春田先輩と彼女のことなんだけど」
「うん?」
「最近、うまくいってんの?」
「え、」
「待って、この人誰?」
「瞬先輩の幼馴染の直人くん」
「どーも、直人くんでっす。にっしーでしょ?美香から噂は聞いてるよー」
「噂……?」
「んで、どうなのあの2人」
小声で喋りながらの前のめりの体勢が、ちょっと辛くなってきた頃。
直人くんが、爆弾を落とした。
「あー……別れるんじゃないかなー、あの2人」
「「「え!?」」」


