「んだよ、人がいい気分で喋ってるときに!」
「もういい、帰ろうぜ」
「はー?春田は?」
「あとで電話しとく。大ちゃん」
「……ん?」
「帰るよって」
「……ぁぃ。」
「、…」
立ち上がった大ちゃん先輩が、のそのそと教室を出ていった。
最後の1人、ピアス先輩が出て行くまで、床に座ってまた俯いていたけど……
「……?」
目の前に誰かの足が見えて、顔を上げたら……
ピアス先輩が、なぜか私の前に立っていた。
え、なに。
なんで……
「えーと。なにチャン?」
「七瀬、美香です」
「美香チャン」
「……ハイ」
私の前にしゃがみ込んだピアス先輩が、物凄くチャラい笑顔を向けてくる。


