そう教えてくれたのは、大ちゃん先輩でもピアス先輩でもなくて、最後に入って来た1番口数が多い先輩だ。
でも結婚、って……いや、まだ高校生だし。
将来なんて、わかるわけない。
だから落ち込む必要はない。
ない、のに……
目の前、真っ暗。
「その辺の青臭い付き合いしてるやつらとはなーんか違うんだよなー」
「、…」
「……」
目の前が真っ暗すぎて、じっとこっちを見るピアス先輩の視線にさえ気づかなかった。
「なんつーかなぁ、ケンカくらいで別れるような関係じゃないっつーの?うまく言えないけど、両方の親も公認の仲みたいだし、春田が大学卒業したらすぐ結婚にな、……んぐっ!?」
「?」
俯いていた顔を上げると、よく喋る先輩の口をピアス先輩が後ろから手で塞いでいた。


