ガラガラ
「お、いたいた。春田みっかったー?」
また知らない人が現れた。
瞬先輩を探してるってことは、大ちゃん先輩とピアス先輩の友達?
「春田今いないってー」
「はー?まじかよ、なんであいつ探すといっつもいねぇんだよ」
「仕方ねぇよ、それが春田だから」
喋りながら、その先輩も生徒会室の中に入ってきた。
3人の先輩に囲まれて、私はどんどん肩身が狭くなってくる。
「んで、大ちゃんはなにしてんの?」
「あー、こいつ今絵描くのに夢中だから、話しかけても無駄だよ」
「は?なんで春田探しにきて絵描いてんだよ」
「しょうがないじゃん、可愛い子が困ってたんだからさー、ほっとけないでしょ。ね?」
ね?って視線を向けられたけど、やっぱりピアスが怖すぎる。
なにそれ、耳に何個穴開いてるんですか…?
「え、なんか怯えてる?大丈夫だよ、お兄さん怖くないからねー」
「…、」
いや、怖いです。
怖い、けど……
でもこの先輩たち、多分あず先輩と同じクラス、だよね?
大ちゃん先輩と一緒にいるってことは、そうだよね?
同じクラスってことは、あず先輩のこと、よく知ってるってこと。


