「……雨」
そういえば、夜はまた雨マークだって先輩が言ってた。
最悪……
もう、やだ……
「……寒い、」
体がどんどん濡れて、体温まで奪われていく。
動きたくても前が見えない状況の中、どうすることもできなくて……
怖くて怖くて……
両手で体を抱いて、怯えるようにしゃがみ込んだ。
寒い……
寒い、……
寒いよ、…、…
時計もないから、どれくらいの時間が経ったのかも分からない。
私の中ではもう軽く何時間も経ったような感覚がするけど。
真っ暗なままだし、雨も上がらないし、車も通らないまま。
なにも、変化はない。


