「うわー、美香見て!湖すっごい!」
「光ってるー!」
話し合いを終えたあと、支給されたお弁当を持って外に出た。
雨はいつの間にか上がっていて、太陽が雨水をキラキラさせてすごくキレイだ。
「あ、あそこで食べよ」
「うん、いいね」
屋根がついたテーブル付きのベンチに、にっしーと2人で座り込む。
数メートル離れた同じ形のベンチには、先輩たちが座っているのが見えた。
「いただきまーす」
支給されたのは、唐揚げ弁当。
唐揚げ大好きな直人くんが喜びそうなお弁当だなって、写真を撮ってLIMEを送った。
「ねぇねぇ、美香ってさぁ」
「うん?わ、この唐揚げ美味しい!」
「やっぱり春田先輩のことが好きなの?」
「……グフッ!」
もうひと口かぶりつこうと思っていた唐揚げが、お弁当の中にポロっと落ちた。
「ビンゴだ?」
「はっ、え、な……なんで」
「え、だってさっきかっこいいって言ってたじゃん?あんなの先輩たちみんなにもバレたでしょ」
「うそ!?」
先輩たちにもバレた!?


