「社会の常識を知らない高校生に向かって、社会の常識を知ってる大人が言うことじゃないと思うんですけど」
「なんだお前、反抗する気か?」
「大人の考えがどれ程のものか知らないけど、大人が思ってるほど高校生が考えてること、くだらなくないと思います」
「、…」
ダメだ……また、泣きそう。
「高校生の分際で随分生意気な口を利くんだな」
そんな私の心境なんて知るはずもなく、先生の顔は完全に怒り心頭だ。
どうしよう、大変なことになるんじゃないかって焦るけど……
私とにっしーは、後ろからオロオロ見守ることしか出来ない。
「社会の常識を知る大人の世界って、年上の人に反抗なんてできないんですよね?俺、まだそういうのなんも知らない高校生の分際なんで、生意気なんです」
どんどん雰囲気が悪くなっている気がするのは、絶対に気のせいなんかじゃない。


