パチパチパチ…って、拍手が沸く。
「、…」
よくよく考えれば……そうだよね。
私なんて、生徒会っていったって雑用みたいな書記。
こんなに大きな場所で、代表として色々なことを発言する瞬先輩とは重荷が違う。
どうしてあんなにスラスラ喋れるんだろう。
私の数倍、数十倍、考えることも言葉にすることも多いはずなのに。
「凄いなぁ」って……もう次の人が話し始めているのに、瞬先輩の背中に小さく拍手した。
ほんとに小さく、誰も気づかないくらいの拍手。
なのに……
「ん?」
「ぇ…」
タイミングよく先輩が振り向くから、見つかって。
待って、なんで振り向くの……。


