Sweet Love~極上に甘い恋~

そこから1万円を取り出すと、店員さんに渡した。

「おつりは結構です」

店員さんにそう言った後、わたしのところへ歩み寄ってきた。

「大森さん…」

彼は着ていたジャケットをそっとわたしの肩にかけると、わたしを抱きあげた。

唖然としてわたしたちを見ている店員さんに見送られながら、カラオケ店を後にした。


「ついてきたから、よかったものですよ」

わたしを抱いたまま、大森さんが言った。

ついてきたって……まさか、尾行してたの!?