Sweet Love~極上に甘い恋~

「大森さんが全て決めてくれたんですよ。

会場も、日にちも、全部」

わたしをドレスに着替えさせながら、若林さんが言った。

「“乃南さんの喜ぶ顔が見たいんです”って、大森さんはいつも言っていましたよ」

笑いながら言った若林さんに、
「そうだったんですか…」

わたしは呟くように返事をした。

だから、大森さんは何も言わなかったんだ。

わたしを喜ばせたいからって言う理由で、ずっと黙っていたんだ。

そう思っていたら、
「さあ、できましたよ」

若林さんがそう言ったのと同時に、等身大の大きな鏡を持ってきた。

「わあっ…!」

鏡に映った自分に、わたしは思わず声をあげた。