その日オレは、歩美をしっかりと暖めて眠った。 風邪をひいてる相手に 当然手は出さない。 どうせこれから 毎日一緒にいるんだから。 そんなこと いつでもいいことだ。 たぶん… 「歩美、オレのこと名前で呼べ」 「えっ!む、無理です」 「だめだ」 「だって…、私の名前だってさっき呼ばれたばかり…」 「春樹って三文字だけだろ」 「ムリ…」 そう言って頭まで布団に潜って行く歩美。 オレもそれを追いかけるように、布団に潜る。