「…っくそ」



でも歩美は出て来なかった。



まさかまだ、皿の後片付けなんてしてるのか。

それが終わったら、追いかけてくるつもりなのか。



そんなわけもないのに

オレの中で
都合のいい理由が渦巻く。




「チッ」




オレは数歩進んだ距離を戻って、歩美の部屋の扉を開けた。



ガチャ!



「っ!?」