朝食を食べて身支度を済ませたオレが、今から別の女と遊びに行くというのに 歩美は何も言わないで玄関で見送る。 「また来るから」 「うん…。気をつけてね」 また来る、 それだけで安心したのか 歩美はまた少しだけ笑顔を見せた。 そしてそんな様子を見て、またじわっと沸き上がってくるオレの中の感覚。 なんだよ…、これ。