ある日の講義の後、オレは女友達と中庭を歩いてた。

体の関係もあったことある女で、彼女という名前なんかなくたって寄り添って歩ける仲だった。


そこに偶然居合わせた歩美。




「あれ?なんかあの子の視線感じちゃうんだけど、知り合い?」




女友達が歩美を見ながら
オレに言う。

オレは歩美に軽く手を上げて



「妹分」



とだけ答えた。