「あ」

「え」

「ごめん」

ピシューンという音と一緒に馬矢くんが消え、それとともに現れた銀色の壁に素っ裸の自分が映る。

上、シャワーヘッド
下、お湯が渦巻く排水口
「…ありえない」






『小さな箱庭』