リアル

アタシはお酒なのかこの『ジュン』と言う男のせいなのか分からないが、確実に酔っていた。


少しハスキーな声でジュンとなのる男が言った。


「そろそろ送るね。」


アタシはいきなり顔から笑みが消えた。

何故だろぅもっとこの男と一緒にいたいと思った。


帰りの車の中アタシは暫く沈黙した。


「元気ないね?少し酔っちゃった?」


....


「あの、猫ちゃん...ココちゃんにまた会いたいんですけど?。」


アタシは大胆にも自分から誘った。


「いいよ。うちくる?」


アタシは軽く首を縦にふった。