車を駐車場に停めると、カウンターでチェックインをした。


ラブホだ。


アタシは部屋に入るとセミダブルのベットに腰掛けた。


村上は冷蔵庫から缶ビールを取り出すと、アタシに手招きをし、ソファへと呼んだ。


「まなちゃん、乾杯。」


「・・・乾杯。」


一口缶ビールに口をつけると、村上はアタシの首筋に舌を這わした。


ゾクゾクと鳥肌がたつ。


ゆっくりとしたその冷ややかな舌が気持ちいい。


優しい、優しい愛撫。


気ずくとアタシは下着だけの姿になていた。


村上のペースのままベットへと流れこむ。


長く、ゆっくりとした時間だ。


沢山の優しいキス、そして、沢山の激しいキス。


いつのまにか、太ももが熱い。


そっと村上の下半身に触れてみる。


熱く脈打つそれを、初めて欲しいと感じた。
  

「・・・もう、入れていい?」


村上の吐息がお腹に触れる。



「・・・お願い・・・」


・・・


さっきまでの愛撫が嘘かの様に、いっきに入ってきた。


「ひゃっ!!」


ドクドクと脈打つ。


あまりの痛さに涙目になった。


下半身の痛み・・・


そして、呼吸困難・・・