コンコン・・・。


応接間のドアが開いた。


「失礼します。」


黒服が入ってきた。


「麻波さん、新規のお客様が見えたので千明さんと、美奈さんとお願いします。」


「はい。分かりました。」


ママに行ってきますの合図をすると、すぐに応接間をでた。


千明さんと美奈さんはもう接客をしている。


「失礼します。」


腰を軽く落とし、首を横に傾けながら席に座った。


5人の客に3人の女の子。


・・・


千明さんと美奈さんは歳も同じとあって、仲がいい。


会話は二人のペースで盛り上がっている。


アタシは何とか会話について行こうとしたが、二人の巧みな会話についていけずにいた。


客もカナリ盛り上がっている。


アハハァと響く笑い声・・・。


内心イライラとしてきた。


疎外感をかんじる。


茜・・・


茜と組めれば負けないのに・・・


急に茜が恋しくなった・・・