「乾杯。」


グラスを下にし、村上のグラスを鳴らした。


慌てて真実も一緒にグラスを合わせる。

「村上さんってぇ~どんな女の子がタイプなんですかぁ?」

豊満な身体を擦り寄せ真実が言った。


「タイプとかはないよ。...真実ちゃん、俺その気になるといけないから...少し離れてくれるかな?。」


村上が真実の肩を優しく押した。


「えぇ~その気になっちゃうとか~♪村上さんってエロイんですね~。」


弾んだ声で真実が言ったが、多分村上は真実の余りにも積極的なボディタッチに耐え兼ねたのだろう。


しかし真実の手は村上の太股から離れない。


...


この女、ウザッ...


久しぶりな感情だった。