帰り道。


「多分、否、かならず落とせるよ。真実の彼氏。」


茜は口元だけ笑っていた。


「ぅん。間違いないよ。アタシの勘もそぅ思う。」


アタシはニコニコしながら言った。


アタシは茜の腕にしがみついた。


そして茜の肩に顔を寄せるとケラケラ、と笑ってしまった。


アルコールのせいだろうか。


無性に笑いたくなった。


そんなアタシに茜はクスっと鼻で笑った。