チェーン店の居酒屋。


分かりやすい場所で待ち合わせをした。

「どぅも。この間はありがとぅございます。」


茜がニコっと微笑みながら言った。


アタシは今日は茜のテンションに任せよぅと思う。


「何飲む?」


アタシと茜が席に座ると同時くらいに、孝一が言った。


「じゃぁまずはビールで。」


まずわ、と言うより大体がOPEN、LASTビールなのだが。


「乾杯」


四人ともビールで乾杯した。


他愛もない会話。


ただ分かるのは真実の彼氏、孝一は茜に少なからずとも興味がある。


もちろん茜もそれに勘づいていた。


4時間辺り飲んだ。

アタシ達はこれでキリ上げる事にする。

展開は早くてはダメだ。


程々に、くらいが調子いぃのだ。


アタシと茜は程よいタイミングで、この飲みをキリ上げた。

孝一は少し物足りなそぅだった。


もちろん和紀も。


しかし、程々に...で、アタシと茜は閉めた。


「また...また誘ってね。」


茜が大きな目を見開きながら言った。


少しウルっとしている瞳。


アタシはアタシのポディションで言う。

「今日は、ご馳走様。また機会があったら一緒に飲んでくださいね。」

...