「じゃぁそろそろ解散しよぅか?」


真実の彼氏、孝一が切り出した。


「ぅん...じゃぁそろそろお開きで...。」


茜がいつもの大きな目を見開いて言った。


会計を済まし外にでる。


「茜ちゃんと麻波ちゃんは家、この近くなの?」


孝一が言う。


「ここから少しだけ離れた所です。でも、タクシー拾っえばすぐなんで。」


茜が少し気のある仕草で真実の彼氏幸一に言った。


「もし、良かったら、携帯の番号教えてくれるかな?」


茜が一瞬ニヤっと笑った。


けれどもすぐに表情を戻す。


「...番号交換、いぃですよ。」